2019.04.15
/ 最終更新日 : 2019.10.23
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GIコラム-S工法
GIコラム-S工法の攪拌ヘッドは、一般的な攪拌ヘッドに対し、攪拌金剛精度の向上と鉛直性の確保を目的としています。
- 品質向上を目的とし、上下2段の攪拌翼の間隔を広げ、傾斜角を逆方向としている。また、下段攪拌翼の傾斜を緩やかにしている。
- 改良杭の鉛直性を確保するため、上下2段の攪拌翼の外側に鉛直版を装着している。
GIコラム-S工法の特徴
① 小型軽量で適正なコラムの造成
小型軽量の施工機でコラム径φ600〜φ1400mm※1の改良体を造成できるので、小規模な現場や市街地の狭い現場でも施工可能で、工事の作業性・経済性が向上。
② センターホールスピンドルによる施工範囲の拡大
最大改良長20m※1がロッドの継ぎ切りなしで施工可能であり、コスト縮減・工期短縮・環境負荷低減が可能。
③ 高精度の施工
リーダを前後左右に微移動して鉛直性の確保が可能。
貫入速度、攪拌翼回転が任意に調整でき、土質の種類や硬軟、高配合量にあった速度での施工が可能。
④ 安全性の向上
従来機に比べ、施工機が軽量コンパクトであり、施工時の地耐力に対する安全性が高い。
⑤ 施工管理装置・施工支援システム
攪拌翼の回転数やミルクの注入量をリアルタイムで表示。
デジタル表示の深度計、昇降速度計、傾斜計を装備。
施工支援システムにより、必要な情報を速やかに取得可能。
GIコラム-S工法の適用範囲
形状 | 杭状、ブロック状、壁状等 |
適用構造物 | 建築物、擁壁および工作物 |
攪拌軸数 | 単軸 |
改良体径 | φ600mm〜φ1400mm(100mmピッチ)※1 |
攪拌翼数 | 6枚翼(掘削翼を含む) |
羽根切回数 | 400回/m以上 |
適用地盤 | 砂質土(シラス含む)、粘性土(ローム含む) |
最大改良長 | 20m※1 |
一軸圧縮強さの変動係数 | 25% |
固化材配合量 | 配合試験により決定(150kg/㎥以上) |
設計基準強度 | 砂質土800〜2000kN/㎡ |
粘性土800〜2000kN/㎡ | |
現場室内強度比 | 砂質土0.72 粘性土0.68 |
※1 施工機種によって、最大改良径、最大改良長は異なります。