ATTコラム工法

ATTコラムは、信頼性が高い柱状改良体を築造し、改良体内にスクリューパイルEAZET工法の術を活かした「羽根付き鋼管」とを組み合わせたハイブリッド杭です。コラムと羽根付き鋼管が一体化することにより、大きな支持力を得ることができます。特に、支持地盤が深い場合には、優れた経済性を発揮します。

ATTコラムの大きな特長

  • 大きな鉛直支持力
  • 大きな水平支持力
  • 大きな引き抜き支持力
  • 低振動・低騒音
  • 市街地・狭隘地でも施工可能
  • 発生残土は極少
  • 杭頭レベル管理が容易

高支持力タイプのATTコラムの特長

軟弱地盤の都市部狭隘地において活躍しているATTコラムに、新しい「高支持力コラム」が登場しました。従来の低層建築物向けくい工法から中・高層建築物にも、そして軟弱地盤向けくい工法から硬質地盤にも対応可能なくい工法へと進化しました。

ATTコラム引き抜き支持力

周辺地盤を緩めることなく築造されたコラムと合体させた羽根つき鋼管が荷重を効果的に伝達し、鋼管単体やコラム単体に比べ非常に大きな引き抜き力を発揮します。
塔状構造物、耐震補強を実施するご計画など、ATTコラム工法の引き抜き力を活用する事で安全かつ経済的な建築物の基礎を設計することが可能となります。

  • ハイブリッドぐいの荷重伝達機構を活用する
  • くい周面の摩擦力を活用する
  • 施工機械は通常のATTコラムと同じです。

更なる高支持力化へのご提案

高張力鋼管STKT590登場

軟弱地盤対応の摩擦杭としてスタートしたATTコラムは、高トルク機投入による掘削能力向上などにより、先端支持杭としての採用が増加しております。高張力鋼管STKT590を導入することにより、先端支持杭とした場合に不足しがちであった「くい材耐力」が大幅にアップし、従来のATTコラムに比べて経済的な基礎設計を可能にします。

杭頭デバイス

高支持力化により、杭頭接合部の設計が困難な場合は、杭頭デバイスのご提案が可能です。

小型高性能機(15t)

12t機と同等のサイズで、より高い掘削能力を有する15t機のご提案が可能です。そのため、狭隘地において硬質地盤への対応力が向上しました。